大迫勇也の真骨頂、数字に表れない貢献にも光が当たる
2016-17シーズンが開幕した夏以降のみを判断材料にするなら、もっと上の順位に収まっていたはずだ。それほど今季の大迫勇也は充実した働きを披露している。ブンデスリーガ第14節終了時点の成績は14試合出場(13先発)・2ゴール・3アシストと、とかくゴール数で評価されがちなFWにとっては物足りない数字だ。常日頃から「誰よりもゴールを決めたい」と口にしている本人も納得していないだろう。しかし、ケルンファンもドイツメディアも、大迫の“数字に表れない貢献”に目を細めている。
現代を生きるFWには必要不可欠である献身的な守備は言わずもがな、特筆すべきは前線で攻撃の起点となり、チャンスを作り出すプレーが多くなったこと。2ライン(DFとMF)間で味方のパスを引き出しては、巧みなボール扱いと鋭い反転で前を向き、敵の急所を抉るようなスルーパスやミドルに持ち込んでいる。
相手に素早くチェックされても、あっさりボールロストするのは稀。一つひとつのプレー精度が高まると同時に、チームメイトとの相互理解が深まり、いまやケルン攻撃陣に欠かせない存在になった。味方の決定力がさらに高ければ、アシストの数はもう少し増えていただろう。
もともとチーム内での評価は上々だった大迫に対する“外”からの見方が変わったのは、2ゴールのインパクトが大きかったからでもある。失点直後にエリア外から豪快に叩き込んだ第4節シャルケ戦での一発も、相手を背負った状態から反転して前を向き、角度のないところからネットを射抜いた第5節RBライプツィヒ戦での一撃も、大迫の確かなクオリティーに裏打ちされた鮮烈弾だった。その頃、ドイツ人の知人はこう話していた。
「大迫がゴールを決められることは分かった。それもスーパーな、ね。だから、今はゴール以外の貢献にも冷静に目を向けられるんだ」
日本代表ではどちらの長所もあっさりと見せつけた。約1年5ヵ月ぶりの国際Aマッチ出場となった11月11日のオマーン戦で、いきなり2ゴールと爆発したのだ。4日後のロシア・ワールドカップ・アジア最終予選のサウジアラビア戦では得点こそ奪えなかったが、最前線におけるボールの収め所として抜群の機能性を示し、グループリーグの難敵撃破に貢献。逆風に晒されていたハリルジャパンに希望の光を差し込んだ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161221-00000024-goal-socc
まあ、まだまだ簡単に失ってしまうこともありますが、モデストとの関係は確かに
良好で、大迫が攻守に機能しているからうまくいっている部分はあります。
ただ、大迫がよりステップアップしたいならやはり、どうしても
点を取っていく必要があると思います。
モデストが来季ステップアップしました。
大迫は残ってケルンの軸としてプレーしています。
じゃ、どうなんですかね。
つーても、キープできるわ、パス出せるわ、ミドルもうまいとなると、結局いろんなことをタスクとして課されてしまうのは仕方ないんですがね。