マテラッツィがSNS炎上覚悟でジダンとの“頭突き事件”を掘り起こす
事件が起こったのは延長後半5分だった。マテラッツィはこの試合でジダンに対して厳しいハードマークを見せていたほか、ピッチ上で何度も“暴言”を吐いたとされている。ジダンはマテラッツィの“挑発”に乗る形で頭突きを敢行。この結果、ジダンは一発退場を受け、120分の延長戦の末フランスはPK戦で敗退。挑発したマテラッツィは優勝トロフィーを掲げ、挑発に乗ったジダンはそのままピッチから去って現役を引退した。
あれから10年が経過した。ジダンはレアル・マドリーの指揮官としてUEFAチャンピオンズリーグ優勝を果たし、先日は日本で行われたクラブ・ワールドカップでもタイトルを獲得してクラブチーム世界一の監督に。選手として成功を収め、監督としても成功を収めつつある。
欧州メディアの記者はこの投稿について、「マテラッツィがこのタイミングでSNSをアップし、『あれから10年だね』と語ってはいるが、ジダンが指導者として成功すればするほど、マテラッツィとしては複雑な思いがあるようだ」と分析している。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161222-00010000-goal-socc
マテラッツィ、発言内容明かす=ジダンの頭突き事件で-欧州サッカー
2006年9月5日(火) 20時1分 時事通信
【ロンドン5日時事】サッカーのワールドカップ(W杯)ドイツ大会決勝で、フランスのMFジダンから頭突きを見舞われたイタリアのDFマテラッツィが挑発したとされる発言内容が5日、明らかになった。AFP通信によると、イタリア紙ガゼッタ・デロ・スポルトがマテラッツィへのインタビュー記事で伝えた。
マテラッツィの説明では、頭突きの直前に同選手がジダンのユニホームを引っ張った際、ジダンから「そんなにユニホームが欲しいなら、後でくれてやる」と言われたため、「それならお前の姉妹の方がいい」と答えたという。
これまで当事者からピッチ上での会話内容は明かされたことはなく、マテラッツィの言葉にアルジェリア移民の子ジダンに対する人種差別的意図が含まれていたのではないか、との憶測もあった。マテラッツィは同紙に対し、「よくない言葉だとは思うが、たいがいの選手も使うものだ。そもそもジダンに姉妹がいることすら知らなかった」と話している。
当時、フランス代表の状態が芳しくないなか、
ジダンの代表復帰により見違えるチームに変貌し、ワールドカップ決勝まで
のぼりつめたフランス。