松木さん自らが明かす“名言”の真相。「黙って見ましょう」「ふざけたロスタイム」の舞台裏
「早く解説を終えて愛犬のことを考えたい」という本音を隠し切れなかった一言
「ふざけたロスタイムですね」
(2011年アジアカップ グループステージ第2戦、アディショナル「6分」が提示され)
本田圭佑のPKで勝ち越した日本だったが、苦しい状況は変わらず。守り抜きたいという状況で表示されたアディショナルタイムの表示はなんと「6分」だった。
「ふざけたロスタイムですね」
思わず松木氏の口から出てしまったのがこの一言である。
苦しい状況がまだ6分も続くのか、という選手の気持ちを代弁しているかのように聞こえるこの一言であるが、実はこの6分間は選手だけでなく松木氏自身を苦しめていた。
松木氏がこの大会に向けてカタールへ出発したのは1月4日。年明けで忙しい時期の出発を強いられた上に、何十年も可愛がっていた松木氏の愛犬が正月に他界したのだ。松木氏は「ああ、カタールに行かなきゃいけないのか……」と落胆をしながらもお葬式を済ませ、「さあ、切り替えていこう」とカタールへ出発。
しかし、大会中も「早く(仕事を)終えて犬のことを考えたい」と悲しみは止まず。そんな中でアディショナルタイム6分の表示を受け、「このまま勝てば終わるのに! ロスタイムが6分だから! ふざけたロスタイムだな!」と、憤慨したという。
すでに一つのサッカー用語になりつつある(?)、あのフレーズの裏で起こっていたもう一つの物語が明らかになった。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20161206-00010010-footballc-socc&p=3
そうだったんか・・・