Jリーグのサッカーのブログ、totoの予想からブックメーカー投資まで、

連絡先はお手数ですが、nearniya☆live.jp ☆を@に変えてメールください 免責 このサイトによっていかなる損害を与えたとしても一切の責任を問わないものとします。 このサイト重いかもです、ごめんなさい。それ以外の使いやすさを優先しています。

川崎フロンターレ・中村憲剛が抱く矜持

 

■ライバルたちに認められた頑張り

所属チームの成績と連動しているという、特にプロ野球に代表される他のスポーツの慣例と照らし合わせれば、年間順位で3位だったフロンターレからの選出は意外に思われたかもしれない。

それでも24回の歴史のなかで、J1の年間優勝チーム以外から最優秀選手が選ばれるのは、中村で9度目となる。年間6位だった浦和レッズのFWエメルソンが受賞した、2003シーズンのケースもある。

そこにはJリーグ独特の選出方法が反映されている。対象となるのはリーグ戦のみで、鹿島アントラーズが強烈な足跡を残したJリーグチャンピオンシップFIFAクラブワールドカップは除外される。

そのうえでJ1の18クラブの指揮を執った監督18人と、リーグ戦で17試合以上に出場した選手たちにベストイレブンの投票権が与えられる。今シーズンは総勢256人の選手たちが資格を得ている。

セカンドステージが終了した11月3日の午後8時から、同11日午後6時までウェブによる投票を実施。各ポジションの得票上位選手のなかから、村井チェアマンが優秀選手賞を選出する。

今シーズンの優秀選手賞には33人が名前を連ね、そのなかからベストイレブンと最優秀選手が選出される。ちなみに、33人のなかでアントラーズ勢は昌子源西大伍の両DFだけだった。

ウェブ投票では中村が最多となる148票を獲得。132票のGK西川周作、129票のMF柏木陽介(ともにレッズ)、128票の得点王・FWレアンドロヴィッセル神戸)ら2位以下の選手を大きく上回った。

最終的には村井チェアマン、原博実副理事長、各クラブの実行委員(代表取締役)をはじめとする総勢22人の選考委員会による投票で最優秀選手が決まる。そのなかでも、中村は文句なしの支持を得た。

「一緒に戦った監督、選手の皆さんから多くの票をいただいたと聞いています。取りたいと思っても簡単には手にできない賞なので、1年間の頑張りというものが皆さんに評価されたことだと思っています」

ピッチで実際に戦ったからこそ、今シーズンの中村が残したインパクトがいかに強かったかがわかる。ライバルたちから投じられた票のひとつひとつに、中村は感無量の表情で感謝の思いを伝えた。

■テスト生からはいあがってきた軌跡

サイズは175センチ、66キロ。決して体格に恵まれているわけではない。中央大学4年次にはテスト生としてフロンターレの練習に参加し、努力の末にプロ契約を勝ち取った苦労人でもある。

頭角を現したのは2年目の2004シーズン。当時の関塚隆監督の発案で転向したボランチで、持ち前のるパスセンスが花開いた。中村を軸にこの年のJ2を制したフロンターレは以後、J1に定着する。

「大柄でもないし、身体能力も高くない僕が小さなころから『自分にできることは何か』と真正面から向き合い、コツコツやってきた結果、自分なりのプレースタイルを見出すことができた。Jリーグのなかでもまれて、日本代表にも呼んでもらえて、それがまた自信になってどんどん成長して来られた」

14年間におよぶプロ人生を振り返った中村は、歴代最年長での受賞という“快挙”を知らなかった。若手が台頭していない実態を指摘する声もあるなかで、中村は日々の積み重ねに矜持を込める。

「年齢は重ねていくもので、そのなかでいまの自分がアジャストできるかというところを、毎日のように自分と向き合いながら、日々の練習や体のケアにすべてを費やしている。それは自分のなかで普通のことですし、これからもちょっとずつアップロードしていかないといけない」

たとえば、自身の今シーズン初ゴールで名古屋グランパスに逆転勝ちした、3月12日のファーストステージ第3節。苦労して手にした白星を喜びながらも、中村は試合後にこんな言葉を残している。

「少なくとも今日の試合をオレは帰ったら(映像で)見るし、明日も見るし、多分、来週の半ばくらいまではずっと見るよ。それで課題をチーム全体で共有できればいいと思っているから」

サッカーを中心にした真摯かつ貪欲な日々。その積み重ねでテスト生からはいあがり、先輩選手たちからポジションを奪ってきた自負があるからこそ、これからも生き様やスタイルはまったく変えない。

自分を超えようとしてくる若手や中堅の挑戦は、真正面から受け止める。そのためには自分が残してきたものを超える努力を自らに課してみろ、というメッセージが言葉の裏側から伝わってくる。

 

全文はこちらから

http://cyclestyle.net/article/2016/12/23/44239.html

 

しかし、ここまでの選手になるとはだれも思っていなかったのかもしれないですね

長友とかもそうですが、彼とは違うテクニカルな選手ですからね。

 

飽くなき情熱の果てに彼はどこまで行くでしょう。